コロナ禍をきっかけに「在宅勤務(テレワーク)」が普及しましたね。
自宅で仕事ができるという自由さから「サボれるのでは?」「本当に仕事しているかなんて誰にもわからないのでは?」と思ったりしませんか?
実際、在宅勤務をしている私自身、最初は「これってどこまで自由なの?」と戸惑いました。
しかし、現在私の職場では日々チームの方とビデオ通話で顔を合わせ、日報を提出して、サボれば一目でバレる環境で働いています。
今回は「在宅勤務はサボれるのか?」「監視されているのか?」という疑問について、実体験を交えながら、そして企業の観点から徹底的に掘り下げてご紹介します。ぜひ最後までご覧ください。

私ひよこは、現在パートで時給制の完全在宅勤務をしています。実際に在宅勤務で働いている経験をもとに、在宅勤務の働き方や日常についてお話をしています。
今回の記事の内容です
- サボると本当にバレるのか?
- 在宅勤務でもサボりがバレる理由
- サボらないための対策
こちらについてご紹介していきます。
在宅勤務の「サボり」の定義とは?


そもそも「サボり」とは何を指すのでしょうか?
- 業務時間中にSNSや動画を見ている
- 昼寝をしてしまう
- タスクを先延ばしにする
- チャットを既読スルーして放置
など、さまざまな行動が「サボり」とされています。
出社していれば上司や同僚の目があるため、これらの行動はバレやすいですが、在宅勤務では「見られていない」状態が生まれるため、つい気が緩んでしまうこともあります。
サボると本当にバレるのか?


結論から言うと「バレる可能性は十分にあります」。
例えば、以下のような点からサボりが発覚することがあります。
返信が極端に遅い
チャットツールの返信が常に遅いと、「仕事をしていないのでは?」と疑われます。
成果物の質や提出速度
タスクの進行が遅ければ、当然「本当に働いているの?」と疑問を持たれます。
ミーティングでの発言内容や理解度
会議での発言が浅かったり、話についていけなかったりすると「作業していなかったのかな?」と見抜かれます。
また、会社によってはソフトウェアでログを取得して、仕事中のPC操作やアクセス履歴を確認できるようになっています。
実際の監視方法や管理体制


多くの企業では、在宅勤務でも社員の「勤務実態」を可視化するため、次のような手段を取っています。
- 勤怠管理システム
- 業務進捗報告(チャット、日報)
- ビデオ通話による常時接続
- 画面共有、作業報告会
1つずつ解説します。
勤怠管理システム
出勤、退勤時にボタンを押すことで記録するシステムです。
中には「PCを起動したかどうか」まで監視できるものもあるようです。
業務進捗報告(チャット、日報)
Slack (スラック)やChatWork (チャットワーク)などのチャットツール、Googleスプレッドシートなどで日々の進捗報告が求められるケースが多いです。
ビデオ通話による常時接続
チームでGoogle MeetやZoomを使い、作業中も常に顔を映しているスタイルもあります。
私の職場ではこれを採用していて、サボる余地はほぼありません。
画面共有、作業報告会
「画面共有して業務を説明する」という形で、自分が何をしていたかを実演、説明する場を設けている会社も増えています。
在宅勤務でもサボりがバレる理由


「サボってもバレない」と思われがちな在宅勤務でも、なぜサボりがバレるのでしょうか?
その理由は次のとおりです。
- デジタルの痕跡は残る:ログ、履歴、ファイルの更新時間、操作記録など。
- チーム作業では穴が目立つ:誰かが止まっていると全体の進捗に響くため、自然と目立ってしまう
- 人は「働いていない人」に敏感:チーム内で仕事をしていない雰囲気は意外とすぐ伝わります。
私の職場でも、頻繁にチームで連絡を取るため、チャット返信が遅かったり、ログイン履歴などからサボりはバレやすい状況です。
常にビデオ通話で顔を合わせているため、パソコンから離れる時間が長いとサボりを疑われやすい環境です。
ザボりたくなる心理と対策


在宅勤務中、サボりたくなる気持ちは誰にでもあるものです。
特に自宅という「リラックス空間」で仕事をするのは、集中力の維持が難しい場面もあります。
よくある「サボりたい」瞬間
- 昼食後、眠気が襲ってくる時
- タスクがマンネリ化してやる気が出ない時
- 子どもの世話などプライベートと両立している時
自分でできるサボりの対策方法
ポモドーロ・テクニック
25分作業+5分休憩を繰り返す
作業場所を固定する
ベッドやソファのある部屋を避けて、仕事用スペースを作る
スケジュールを明確に立てる
やるべきことを見える化して、進捗を可視化する
私の場合は特に仕事するスペースの確保にこだわっています。なるべく誘惑となるものが目に入らないように気をつけています。
企業が求める「成果重視」の働き方とは


多くの企業は、在宅勤務では「時間管理」より「成果管理」にシフトしています。
つまり「何時間働いたか」より「どんな成果を出したか」が評価の対象となります。
そのため、仕事をしている「ふり」だけでは通用しません。
きちんと結果を出せなければ、在宅でもオフィスでも「評価されない」のが現実です。
実際の在宅勤務の環境:サボれる?サボれない?(私と友人の実体験)


私自身は、在宅勤務では「サボる余地がほとんどない」と感じています。
理由は次の通りです。
・ビデオ通話で常時顔を合わせている:チームで作業中は常に画面越しに顔を見ています。
・日報がある:毎日何をしたか、細かく報告が必要です。
・チャットのやり取りも多い:反応が遅ければすぐに「大丈夫?」と声がかかります。
このように「見られていないようで見られている」環境では、サボる余裕がないというのが本音です。
友人の職場の場合:サボりはバレにくい
友人の職場も同じく在宅勤務ですが、私とは反対で、比較的サボっていてもバレにくい職場環境です。
- 通話は休憩前と退勤前の2回のみ
- 通常業務も比較的簡単(らしい)
- 業務さえ終われば、特にもんだいなし
と、こんな感じのようです。職場によってだいぶ違いますね。
ちなみに、以前友人同士でzoomで話をしていたことがありますが、友人はまさかの勤務中だったということを後で知りました。
普通にお話しながら、お菓子を食べて、まさか仕事中だったなんて、天才すぎます。笑
サボってて大丈夫なんかーい!と驚きましたが、この時から「在宅勤務=サボってもバレない」というイメージになりました。
サボらないためのセルフマネジメント術


在宅勤務では自己管理がすべてと言っても過言ではありません。
誰も見ていない状況で自分を律するには、いくつかのコツと工夫が必要です。
タイムブロッキングで1日の流れを可視化する
1日のスケジュールを、1時間単位または30分単位でブロックして管理する方法です。
例えば、
メールチェック、返信
資料作成
会議
データ整理、集計
レポート作成
チャット対応、雑務
このように具体的な作業予定をブロック単位で書き出しておくことで、「今、自分は何をするべきか」が明確になり、無駄な時間を減らすことができます。
「サボりスイッチ」を物理的にオフにする
家の中には、テレビ、スマホ、ベッド、ゲーム機など「サボりスイッチ」になるものがたくさんあります。
- テレビのリモコンを別の部屋に置いておく
- スマホを通知オフにして机から話す
- 仕事中だけカフェのようなBGMを流すことで「集中モード」に切り替える
など、自分なりの「仕事スイッチ」を作ると効果的です。
「見られている前提」で仕事をする
実際に監視されているかどうか?に関わらず「誰かが自分の仕事ぶりを見ている」という意識で行動すると、自然とサボりにくくなります。
これは心理学でいう「観察者効果(ホーソン効果)」とも関連しています。人は「見られている」と感じたときにパフォーマンスが向上する傾向があります。
例えば、
・「この作業、あとでチームに報告しよう」と思いながら作業する
・1日の終わりに自分用の「自己評価メモ」を書く
・Zoomで自分の姿を常に映しておく(自己監視効果)
などが有効です。私も在宅勤務でビデオ通話があるおかげでサボらずに仕事ができていると思っています。
在宅勤務に向いている人、向いていない人


ここまでサボりやすさや監視について見てきましたが、実際に在宅勤務が向いている人、向いていない人の傾向も存在します。
在宅勤務に向いている人の特徴
自己管理が得意な人
時間やタスクを自分で管理、コントロールできる
コミュニケーションを積極的に取れる人
テキストベースでも積極的に状況を報告できる
孤独耐性がある人
1人でも集中力を保ち、孤独を苦にしない
目標意識が高い人
「なぜこの仕事をしているのか」を意識して行動できる
在宅勤務に向いていない人の特徴
指示待ちの傾向が強い人
誰かの指示がないと動けないタイプは難しい
注意散漫になりやすい人
スマホやテレビなどに気を取られやすい
コミュニケーションが苦手な人
報連相(報告、連絡、相談)が不十分だと孤立してしまう
「成果」より「やっている感」を重視する人
在宅では成果主義が主流のため評価されにくい
もちろん、こちらはあくまで傾向であり、環境を整えたり、自分に合った工夫をすることで克服できる部分もたくさんあります。
まとめ:サボれる?サボれない?その答えとは


在宅勤務が広まる中で、よく聞く「サボれるんでしょ?」というイメージ。
しかし実際に在宅勤務を立場ですと「サボろうと思えばサボれるが、バレる可能性は高い」というのが正直なところです。
特に最近では、企業側も「成果重視」「監視ツールの導入」「チームでの進捗報告」など、さまざまな仕組みで「サボり防止」に取り組んでいます。
そのため、かつてのように「家だからバレない」と思って気を抜いていると、意外とすぐに見抜かれてしまいます。
一方で、在宅勤務は非常に自由度が高く、働く側の裁量で「自分らしい働き方」を作っていけるのも事実です。
だからこそ、自己管理力、責任感、成果を出す力が問われます。
最後に:在宅勤務は「自由と責任」のバランスがポイント!


在宅勤務は「自由すぎてサボってしまうリスク」と「自分のペースで最大限のパフォーマンスを出せる可能性」の両方を秘めています。
どちらに転ぶかは、環境と意識次第です。
サボらず自分の働き方を磨いていける人にとって、在宅勤務はとても魅力的な働き方だと私は感じています。
この記事が、在宅勤務をしている方や、これから始めようと考えている方にとって、リアルな情報源になれば幸いです。



最後までお読みいただきありがとうございます!